以前、ヘルシンキを訪れたのは2016年。約10年ぶりに、アアルト建築をいくつか巡りました。

二度目の【アアルト自邸】と【アアルトスタジオ】は日本語ツアーの日程が合わず、英語のツアーに参加。

前回は日本から建築を巡るツアーで訪れた為、人数も多かったですが、

今回は数の多い英語ツアーだったので参加者もそこまで多くなく、ゆっくり見る事ができました。

内観も外観も10年前と何も変わらず、大事に維持、保管されているのが分かります。

  

  

今回はフィンランディアホールもゆっくり見る事ができ、館内のカフェでお茶する事も叶いました。

【住宅】と【仕事場】と 【不特定多数の人が利用する施設】光や人の感覚を大切にした設計という共通点はありながらも、

用途に相応しい素材が採用されていることに、とても尊敬と好意を更に感じました。

新しい建築で実験的な要素もあると言う理由で、

公共建築で維持管理費がかかるような建築を作る建築家のニュースを見る事もあった近年。

やはり、国民から愛されていた建築家は違うのだと実感し、

また、自己満足のデザインでなく、納得のいくデザインで長い目での素材選びも、

やはり大事な要素だと納得した、二度目のヘルシンキの旅でした。